2015年10月13日火曜日

般若心経はいつ日本に入ってきたか

般若心経はいつ日本に入ってきたか?

昨日友人K氏から質問を受け
調べてみた
柏の葉公園の紅葉 Tadahiro Nakada

「般若心経」の正式タイトルは
般若波羅密多心経

「般若経」は大乗仏教系の経典ジャンルで
紀元一世紀には成立していた
その中には
「八千頌般若経」、「二万五千頌般若経」
等多数あり
最も長いものが「大般若波羅密多経」で
声を出して読むのに何日も、下手したら何か月もかかるという

「般若心経」は「般若経」のエッセンスを要約した
ものである
「般若経」は呪文だったという説もある

そもそも日本には六世紀に中国から
大乗仏教のみが伝わってきていた
「日本書紀」によれば、欽明天皇13年(552年)に
百済の使者が仏像、経典を献上した
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E6%95%99%E5%85%AC%E4%BC%9D

「般若心経」が日本に入ってきたのは
七、八世紀ころです。
法隆寺に所蔵されているサンスクリットの写本は
世界最古のものといわれています。
玄奘が翻訳した漢訳版は八世紀(奈良時代)に
遣唐使が持ってきたものとされています

仏教の伝播



日本で「般若心経」を大切に扱っているのは
密教系での天台宗、真言宗と
禅宗の曹洞宗、臨済宗、黄ばく宗などです




佐々木閑「般若心経」NHK出版
羽田守快「般若心経を知りたい」学研パブリッシング

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