2015年6月13日土曜日

アインシュタインの式の実証 Proof of the expression of Einstein

アインシュタインの式の実証
Proof of the expression of Einstein

1905年アインシュタインは
E=MC^2
の式を発表した




式の正しさが証明されたのは
27年後の1932年のことだった

英国のJ.D.コックロフトとE.T.S.ウオルトンが
陽子加速装置(シンクロサイクロトロン)で
高速陽子HをLiにぶつけた
高速の粒子が飛び出した

反応は
H+Li=2He

質量変化は
反応前は
1.00813(H)+7.01815(Li)=8.02628
反応後は
2×4.00390(He)=8.0078

質量は0.01848だけ減少した
失われた質量をエネルギー換算すると
E=0.01848×9×10^20
=0.166×10^20erg  ・・・(1)

一方
P.I.デイーとウオルトンにより
霧箱実験でα粒子(He原子核)の飛跡が観測された
飛跡の長さからエネルギーを計算すると
9MeVだった

用いた陽子のエネルギーは0.8MeV
2個のα粒子(He原子核)のエネルギーは
2×9=18MeV

放出されたエネルギーは 
18-0.8=17.2MeV

E=17.2×」1.6×10^(-6)×6×10^23
=0.165×10^20erg  ・・・(2)

(1)と(2)は誤差の範囲内で一致する

アインシュタインの式
E=MC^2
は実証された

エム・ベ・ネイマン 小林茂樹訳「原子力入門」(東京図書 1964)による

参照ブログ⇒
http://tadnakada.blogspot.jp/2015/06/blog-post_9.html

アインシュタインと世界一美しい方程式⇒
https://www.youtube.com/watch?v=NSvRuWscoHc


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